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2011年10月

ホームページリニューアル

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ホームページをリニューアルしました!!

以前は小金井道場、六本木道場と別々のページだったのですが、大久保道場、そして矢島道場長率いる新宿道場も含めて東京地区の道場全てを網羅するページということで、空手道禅道会東京と名称をつけさせていただき今後サイト運営していく次第です。

以前からだいぶデザインも古くなってしまったからリニューアルすれば?と言われていたのですが、私自身実はPC苦手でしてwordとかExelなど字を書くことしかできないんです。でもできれば自分で更新して情報発信できるようなページにしたい、しかし勉強しようかなと思っていてもなかなか時間も取れずどうしたものかと思っていました。

そんなときにふとした縁でしりあった業者さんにBLOGタイプで簡単に更新できるページを作れますと紹介され、二つ返事で決めてしまいました。

私は思うのですが、ネット上のHPも道場も生き物なんです、常に稼働している、常に活気があるということがとても重要だと考えています。

ですので常に記事を更新したり写真を変えたり動画をアップしたりできるこのタイプのHPはとてもありがたいものです。

ぜひともきちんと活用してより多くの人に閲覧し楽しんでもらえればと思います。

そして一人でも多くの人に武道の楽しさ素晴らしさを伝えられ、そして自分でもやってみたいと思っていただけるツールになれば幸いかと。

私が一番最初に六本木同好会を作ったとき、初心者の人が居づらいような雰囲気は作らずに誰もが気軽に通える場所にしようと始めました。

また自分自身が夜飲食店の店長をしていたことから、仕事の都合上なかなかやりたくても道場に通えない人たちのためにと、日曜日の昼間という時間帯を選びました。

それが月日が経つに連れ、やはり自分自身がもっと強くなりたい、そしてきちんと武道の技術を伝達できる指導者を作りたい、子供たちや親御さんには、地域コミュニティーの場所として人との繋がりを作れる場所を提供したいと常設道場を経てたのが5年前、気が付けば全日本王者やプロ格闘技の選手を輩出し、不登校やひきこもり、家庭内暴力の相談所として当初の目標は達成できた気がします。

しかしどこか初心を忘れていたような気がするのです。

人には所属欲求というものがあるそうです、どこか自分の居場所をつくり他者との繋がりを確認したいという本能を持っています。

道場というのは本来厳しい修行の場です。

ですから楽しくて誰もが来られる気楽な場所というのとは本来正反対の位置にあるもの、しかし歴史を紐解けば江戸時代の平安なときに、自分自身を堕落させないよう心と身体を律するための修行の場だったものは、明治維新、第一次、第二次世界大戦などの有事の最中は修行の場所というよりもいかに文化を絶やさないかという場所に代わっていいったのではないかとも思うのです。

現在の社会は、決して平安な社会では無いと思います、むしろ戦国時代、いつ自分の身に何が起きても不思議では無い

ビジネスマンの人たちはいつ自分の会社が無くなるか、リストラに会うのかと必死に働き、学生は就職難に見舞われ不安な気持ちでより安定した職業を選ぶ、その結果過度なストレスから心身のバランスを崩す人が増え、ついにはうつ病が五大疾患の一つとして国から認定されてしまった。失業者は増え、そして震災の影響、新聞を見ると放射能汚染の記事が連日報道されている、、、、、

なんというか生きてるだけで十分に修行なのではないでしょうか?

そんな時代の中で今、武道の道場に求められているものは何なのでしょう?

来年から中学校では、武道必修化がスタートします。

武道教育というものが再認識され、求められている。これは私ども禅道会は、常に真正面から取り組んで来たことなので正直なところようやく時代が追い付いて来たのか?という認識です。

今までやってきたことを継続していけば良いだけ、もちろんより整理整頓し一人でも多くの人に武道教育を啓蒙していきたいと思います。

しかしここから10年、20年先を見据えたとき、私はもっと+αが必要なのではないかと思うのです。

私のイメージするのは、漫画”20世紀少年”の後半に出てくるトモダチに支配された近未来の世界でユキジが開いているバラック小屋での柔道場、最後みんな集めて解散するからちょっと悲観的なのかな(笑)

ようは厳しい時代での拠り所的な場所で良いのじゃないかと思うのです。

インターネットが世の中に完全に普及した情報化社会の中で、人と人が生身の身体をぶつけ合うことで心を無や空にする。

それがまた次の日からの社会という戦場で戦うための、リセット作業になる。

なにはともあれ、来年は常設道場設立5周年。

このホームページのリニューアルとともにもう一度、道場の在りかたを見つめ治し一からやっていくつもりで道場生のみんなと頑張って行こうと思います。

押忍

禅道会東京HP

http://www.zendokai-tokyo.com/

PS

今回からHP上で日替わり指導員日記もスタートしました。

野本、藤澤、西川、北村、諏訪、小山の6人で毎日リレー方式で更新していきます。

月ごとにアクセス数を競い合い、順位をつけて罰ゲームをしていこうかと(笑)

こちらもよろしくお願いいたします。

空手道禅道会 東京 日替わり指導員Blog

http://www.zendokai-tokyo.com/staffblog/

少年部、ヨコミネ式と武道

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最近youtubeでヨコミネ式という幼児教育の映像を見ました。何年か前にテレビで放送されて反響が多かったらしいですね、私テレビはほとんど見ないので噂だけで聞いていたのですが、いざ映像で見るとかなりのインパクトがありました。

http://www.youtube.com/watch?v=6PSVk3MarRQ&sns=em

賛否両論あるということですが、教育に携わってる以上何事も勉強してみるべきだと思い本やを買って読んでみました。

その中で映像でも紹介されていましたが、子供をやる気にする4つのスイッチというものがあるそうで

  1. 競争したがる
  2. マネをしたがる
  3. ちょっとだけ難しいことをしたがる
  4. 認めたがる

というもの、これには確かにと思わせるものがあり、まあこれくらいなら実験しても良いかと、基本稽古やミットの時に大きな声で気合いを出させるために2チームにしてお互いを向き合わせて声の小さかった方が罰ゲームで腕立てふせといって大久保と小金井でやらせてみました。

そうすると本当に笑っちゃうくらい大きな声で稽古するんです。

「オマエらこれだけ声出せるなら普段から出せよ」

と、思うのですが、これは競争させてるからなんですよね。

またどこかイキイキと楽しそうにやっていて、罰ゲームが嫌だからというより基本稽古そのものをゲームとして楽しんでいる。結果楽しいから集中していて汗ビッショリかいて動きも良くなるのです。

ただやはり武道本来の自分の内に意識を持っていき己を見つめて行くとというものとは、若干意味合いが変わってきてしまいます。

しかし子供や若い世代が、外や他者に意識を向けて関係性で能力を伸ばしていくのも事実、ようは内と外とバランスを取れば良いのだと思うのです。

しかし子供たちの可能性というものには、本当に毎回驚かせられますね。

個人的にはこの映像みたいにスーパー幼児を作ろうとは思いません。
人が集まり集団となれば、強い子供もいれば弱い子供もいる、これが当たり前というか自然の姿ですからね…

しかしなかなか思うように自分の力を出しきれない子供には、スパイスとして使うのは良いのかなと思いました。

どうやったら武道教育と結びつけられるのか?もう少し研究してみたいと思います。

押忍

PS
大人も意外と根本は一緒かもとも思いますw

2011全日本RF空手道選手権大会 その3

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間が少し空いてしまいましたが、今回の大会全体を通して感じたことを最後に書こうと思います。

まずは実行委員会のスタッフの方々本当にお疲れ様でした。

白馬村という場所で人を集めるのがどれだけ大変かというのは、私も昔DEEP白馬大会という興業を開催したことがあるので嫌というほどわかっています、本当にご苦労があったと思います。
そんな中で試合出場して優勝した青木副実行委員長は凄いですよね、逆に練習がめいいっぱいできる環境で負けたうちの選手二人は反省すべしです(笑)

また大会を通して、リングの試合でマネージメントしてる選手たちの活躍や成長はやはり目につきました。

私も自分の試合に集中していたので全部の試合が見れたわけではないのですが
とくに今年JMLという大会でチームを組んだ、松井、塚、川尻、藤澤の4人はワンシーズン終えてかなり成長していたと思います。

決勝戦の最後の最後で逆転の一本負けを喫してしまいましたが、リングの試合で負け続けてずっと悩んでいた松井選手が、スタイルチェンジして最後まで全力で戦っていた姿は本当に素晴らしかったです。
大畑支部長が「松井、今までで一番良かったよ」と大きな声で言ってましたが私もそう思いました。
きっと一皮むけた戦いをまた見せてくれると思います。

それから今年グラディエーターという大会でリングデヴューして眼下低骨折をしてそこからの復帰戦だった中島選手。

こちらも大幅なスタイルチェンジをしてのびのびと戦っているように見えました。
決勝では負けてしまいましたが、まだ若いので大いに悩み工夫して強くなってもらいたいですね。

それから個人的にMVPをあげたいのは奥山選手。

常に怪我と戦いながらパンクラスのリングで戦っていたのですが、今年に入り仕事の都合でいちど引退を余儀なくされたものの、予選から一階級落として復活。予選のときもかなり冴えた動きを見せてくれていましたが、今回強かったですね、一番の混戦状態だった66キロ以下級の決勝戦。最後の最後で、一本背負いからの腕ひしぎを決めた勝負に対する集中力は見事としか言いようがありません。

そして大会後「またリングで試合させてください」と私に言ってくれてとても嬉しかったです。

このようにあちこちで武者修行して努力を積み上げて、ヤル気を見せてくれる選手たちのためならこちらもマネージメント頑張らなきゃって気にさせてくれます。

ただ全体的に、リアルファイティングルールを活用した戦い方というより、MMAスタイルになっている選手が多かったと思います。みんなやはり海外の映像とか見て研究してるのでしょうか?
その証拠にほとんど流血試合が無かった、これは下からの蹴り上げという技術の概念が飛んでいて下になったら、ハーフやバタフライガードから立つという最近のスタイルが定着してきたからなのかもしれません。

しかしリアルファイティングルールとMMAルールは全然別物です。

せっかく道着があるのだから、寝技に自信がある選手なら引き込んでクロスガード組んだり、両袖持って下から蹴り上げたりするのはかなり有効な技術だと思うのですが、、、、、ちなみに私はマスターズルールで反則なのにうっかり下から顔殴って怒られてしまいましたが、、、、、(苦笑)

これは某北村氏が言ってましたが、リアルファイティングルールって世界で唯一のアマチュアバーリトゥ―ドルールであって、その技術や競技をもっと進化させることは重要なのではないかと、全くその通りだと思います。

ただMMAスタイルとは完全に別競技なのだから練習方法は別にしなければいけないというのが私の意見です。

もちろん良いものはドンドン取り入れて、若いうちはガムシャラに体鍛えてそのうえで、普遍の技術というかどんなルールでも対応できる技術や自分の戦い方というものを見つけていくというのも武道としての本筋なのではないでしょうか?二足歩行の原理や呼吸力というのもそういった中から身に着けていかないとただの机上の理論になってしまいます。

今回の大会でまたいろいろな発見があったことを、まとめて来年は本当に東京勢で全階級制覇できるようまた一から道場生のみんなと頑張って行こうと思います。

でももう減量は嫌だな、、、、、

押忍

2011全日本RF空手道選手権大会 その2

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今回の大会、個人としてはかなりいろいろな思いが詰まっていました。 この1年で大切な先輩や道場生を失い、また震災騒ぎなどもあり稽古も決して思うようにできていたわけではありません。武道というのはもしかして人を不幸にするものなのではないか?と思ったこともあります。 しかしそんな中で人は逆にいろいろなことが見えてくるものです。 そこで気がついたことを体現できてこそ武道家、試合というのはその表現の場の一つでもあります。 おかげさまでどうにか今年も優勝することができました。 今回試合で勝てたというより考えていたことが、体現できるようになってきたというのが何よりも安堵の気持ちを持たせてくれました。 これはもちろん私個人の力だけで勝ちえたものではなく、協力してくれた仲間がいたからこそなんですよね、、、、 私自身武道というものは、個人で己を鍛え己を見つめるもの、道場というのはその修行の場所と考えていました。 それはそれで間違えでは無いのでしょうが、それよりも人との繋がり、人との絆といものがどれほど大切なものなのかと身に沁みてわかった一年間でした。 試合、競技というものは一人では当然できません。 相手がいて、審判をしてくれる人がいて、練習をしてくれる仲間がいて、応援をしてくれる人がいる。 その中で初めて成り立ち、自分自身を磨き相手を磨く試合(稽古)ができるのです。 技術というものも相手の存在を考え、自分自身を見つめて成り立っていくもの、さらに社会(ルール)というものがありそこでどう活かすのか考え、体現する。 自分のことだけ考えてもダメ、他人のことばかり考えてもダメ、そこが=になることが大切なのではないでしょうか? 表と裏、内と外、陰と陽、心と身体、顕在意識と潜在意識、相対するもの全ては根底で繋がっている。 まだまだ理想とするものは遥か遠いですが、入口には足を踏み入れることができたのかな? 自分自身を見つめ理解するということは、他者を理解するということ、理解するというのは"知る"ということではありません。 知る赦すそして感謝するということ 別に変な宗教にハマったわけじゃないですよ(笑) わざと難しく書いてみましたが、ようはやってみたい技があっても、自分の特性を知らなければ使えるかどうかわかりません。手が長いとか足が短いとか右利きとか左利きなど、また短絡的思考とかやたら理屈っぽいとか性格上の向き不向きもある。 そんな中で自分の得意技ができたとしても、相手の特性を知らなければ使うことも利かすこともできません。 さらに社会(ルール)という縛りも出て来ます。 ケージで肘有りで有効な技術と、マットで道着を来た試合で有効な技術や身体の使い方は必ずしもイコールでは無い そうやって考えて行くと今度はまず自分自身に腹が立つわけです。 なんで自分は背が低いんだとか、組技思考じゃないんだとか。さらにそれを考えるのが嫌だから、相手のせいにする。あいつの首が短いからチョークが決まらないんだとか、打撃の試合をしたいのになんですぐタックルに来るんだとか、もっとひどいとルールのせいにしたりして、、、、、 そこで次に大切なのが自分自身を赦すこと、そうすれば試合で負けるのが相手のせいにもルールのせいにもしなくなります。 そこで初めて試合で使える技術を選択できるようになり身に付くようになるわけでして、そうするとどんな相手にも怒り(恐怖)は感じなくなるすなわち、"赦す"ということになるわけです。 この先はわかりますよね? ここで感謝の気持ちが出てくれば、理解したということになるのだと思うのです。 そういう気持ちになれば志の高い仲間や協力者は増えてくるわけでして、その仲間たちとの関係性の中で自分自身をレベルアップさせることができるようになるのでしょう。 この一年そんなことをずっと考えていた気がします。 試合が終わった今、スーっとこんがらがった糸がほぐれて来ました 来年40歳ですが、まだまだ強くなれそうな気がします。 感謝の気持ちを忘れず次も頑張って行きたいと思います 押忍

2011全日本RF空手道選手権大会 その1

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昨日長野県白馬村で行われた全日本リアルファイティング空手道選手権大会、東京からは小金井道場の野本一貴、藤澤優作、六本木道場から小山純、平井善丸、そして私西川の5人で出場いたしました。 結果から書くと、西川マスターズ81㎏以下級優勝、野本青年男子81㎏以下級優勝、藤澤青年男子73㎏以下級準優勝、小山青年男子73k以下級準決勝敗退、平井青年男子73kg以下級準決勝敗退という成績でした。 書きたいことは山ほどあるので道場、個人、大会と3つに分けて書きたいと思います。 まずは道場編 今回この大会に向けて、私は3つの技術的なテーマを掲げて取り組んで来ました。 一つは打撃強化への改革、もう一つは道着の使い方。 打撃に関しては、以前からリアルファイティングルールはKO率が低いその理由は道着着用であるということとヘッドギアを被っていること、だから安全だという理論に疑問を持っていました。 また禅道会からリングに出場する選手で打撃の差し合いで打ち負ける選手が多いというのもどうにか変えていかなきゃいけないとも考えていて、まずは自分の道場からと選手クラスにはある練習方法を今年に入ってから勧めてきて自分自身でも取り組んで来ました。 今回野本が準決勝、決勝と見事な右ストレートでダウンを連続して取ったことでその結果を証明してくれましたね、また私自身も久しぶりに打撃中心に試合を組み立てられたと思います。 これは道場にとって、大きな収穫でした。 逆に優作は、一回戦、準決勝と相手がストライカーだったので打撃を出さず得意の組技で試合をしたために、決勝で思い切り練習した打撃を使いたかったんでしょう。それが仇になってしまったのかな? まあ気負いすぎたのだと思いますが、今までの試合で一番自分自身をぶつけていったというか、気迫を感じれたのはとても良かったです。 この経験は次に繋がるでしょう、今後が楽しみですね。 また道着の使い方に関しては私自身が試合でかなりの手応えを感じました。 これは今までやってきたことを真逆にすることなのでかなり時間かかるかなと思っていたのですが、その割りには効果的に使えていたのかなと。 まあまだ慣れきってないので決勝で投げられてしまったのは残念ですが、そのあとの下からの対処にも出せましたし 今後上達することはあれ下手になることはありません。 こちらもすでに一般稽古でも少年部の稽古でも取り入れていますので稽古をつみ道場全体に浸透させて行きたいと思います。 物事は"知っている、わかっている"と思った瞬間に思考を停止させてしまいます。 ですから常に疑問を持ちそれを解決する為に試行錯誤し実践してみる、その繰り返しが進化に繋がっていくものだと 思います。 そういった意識を常に道場全体で持つということが、強い選手を育成していくには大切なことなのではないでしょうか? もちろんそれが全てではありませんが、今までマスターズ、女子からは全日本王者を輩出してきて、小金井道場からようやく念願の青年男子のチャンピオンを出せたのは筆舌に語りつくせない喜びです。 しかも常設道場を作る前の体育館時代からの最古参の道場生の1人である野本が取ったというのは嬉しかったですね。常設道場の設立パーティーのときに小沢先生から「ここの道場から全日本王者が誕生するのを期待しています」とお言葉をいただいてから5年、一つ目標を果たせました。 しかしここで意識を止めずさらに上のステージへ持っていけるよう、また努力精進して行かなければいけません。 次の目標は世界王者を輩出することかな??(笑) 押忍