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2012年3月

姿勢とストレッチ 3

姿勢とストレッチ2の続きです。

なぜ私が姿勢と運動能力の関係性に興味を持ったのかという話を書いてみたいと思います。

かなり昔に一度Blogに書いたかもしれませんが、10年以上前私は六本木のモータウンハウスという外国人相手のBARで働いていました。

当時金融ビッグバンやイラク戦争の影響で、六本木の景気は良くその中でも一番繁盛していたお店だったということもあり、毎晩毎晩満員電車のようにお客さんが入っていました。椅子はあるものの基本的にはスタンディングでDJがリクエストを聞き音楽をかけるスタイルだったのですが、欧米の人達は何時間でも立ったままお酒を飲める。普通のビジネスマンでもみんなマッチョ、そして酒が強い、さらに酔ったお客がたいがい喧嘩を始めるのですが、残念ながら日本人のそれとはあきらかにレベルが違いました。ついでにトイレでチラ見するあそこの大きさも本当にレベルが違いました(笑)

それを間近で目の当たりにしてやはり食べるものが違うと身体つきも違うのかな、日本人は勝てないのかななどと思っていました。元々身体は大きいですし、当時空手をやりながらウエイトトレーニングに凝っていた時期でしたのでそれなりに体格や力にも自信があったのですが、なんというかとにかくスケールが違っていたのです。

そんなある日ふと気がついたのですが、とにかく向こうの人たちは姿勢が良いんです。私みたいに背が高くても猫背にならず背中がまっすぐでお尻がプリっとしていて足が長い。

それに気がついたとき「運動する以前に立つことが上手なんだ」と思ったのです。

姿勢が良くて立つことが上手なのだから何時間でも立っていられる、内蔵が正しい位置にあるのですから消化能力も高い、だから同じもの食べていてエネルギーに変わる量も違うので一晩中遊んでも次の日仕事やスポーツしても差支え無いわけです。実際にラグビーの代表チームの人立ちがよく来日時に来ていたのですが、試合前日に朝までビールとジャックダニエルコークを飲み踊って暴れてたくせに、次の日テレビをつけたら同じ人がラグビーボール持って走り回っている。さらにその日の晩にまた飲みに来て朝まで大騒ぎしていてビックリしたことがありました、あれはバケモノです。

またタンパク質やカルシウムが筋肉や骨に変わる率は全然違うのでしょう、姿勢が正しいということは骨が正しい位置にありそこに正しい形で筋肉が着くわけですからバルクは当然大きくなります、アルコールの分解率も高いのも理由が納得します。

フレンチレストランの椅子はたくさん食べてたくさんワインを飲んでも大丈夫なように背もたれがまっすぐで高いという話も聞き、これは長い食文化の歴史の違いなんだなと自分なりに結論づけていました。

日本人は元々、座の文化で胡座、または正座で姿勢を正し低い場所に置いてある茶碗を取ってお箸で食べていました。ですので当然取りやすいように茶碗には足が付いている。ところがこの茶碗とお箸でテーブルに座って食べると背中が丸まってしまいやすくなってしまいます。

しかし洋式のテーブルや椅子でフォーク、ナイフを使うと自然に背中が真っ直ぐになるんですよね。

純洋風食文化?で小さいころから育ってきた人たちと、和洋折衷食文化で育って来てしまった我々明治以降の日本人では姿勢維持力に差がついても仕方無いのかな、長年の習慣から来てるものだから変えようが無いのかなと。それが当時のまだ知識も経験も浅かった私の見解だったのです。

しかしそれ以降、スポーツの世界ではワールドクラスで活躍する選手が出始めました。

三浦和義、中田、野茂、イチロー、、、、彼らと我々一般人とは何が違うんだろう?

この疑問に対して明確な答えが出るまで10年以上かかったのでした。

続く

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