ホーム>日々思う処我に有り>2014年3月

2014年3月

空手とヨガ3 心技体

DEEP65.jpg

 

空手とヨガ2で書きましたが、先日ディファ有明でDEEP INPACT 65 という格闘技の大会が行われ、小金井道場の藤澤指導員、また同じ禅道会の三浦康彰師範代、LUIZ師範代の試合が行われました。

今回の大会、藤澤指導員は、「ヨガ・ニューロフィードバック・バイオフィードバックによるピークパフォーマンス研究」という最新のメンタルトレーニングを4か月続けて来てその成果がどこまで出るのか?というテーマがありました。

結果からすると試合は3分55秒マウントパンチ連打によるTKO勝ちで見事研究、トレーニングの成果を出してくれました。

試合が終わりバックステージに戻ったら笑顔で開口一番

「今までと感覚が全然違いました、心が重くないというか、集中できました。」

と、もうこの言葉が全てを語っていたと思います。

内容も作戦通り、得意な組技に特化して、きちんとテイクダウンして上になりパウンドで削って極めるというものだったのですが、とにかく冷静に自分の間合いで試合を運び、確実に相手を捕まえてテイクダウン、絡む足を裁きマウント、バランスを崩さないよう、コツコツとパウンドを当てて行く。

ポジションを取ったのが、ちょうど私のセコンド側コーナーで目の前だったのですが、顔色一つ変えずにコツコツと確実に相手の顎を狙いパウンドや肘を落として行く姿は往年のヒクソングレイシーのようでした。

今までのプロの試合はほとんどセコンドについていますが、ここまで冷静な姿は見たことありません。

もちろんメンタルトレーニングだけではありません、当然毎日の稽古の賜物なのですが、トレーニングによりその成果を120%出せた、積み重ねて来たものを開花させたというのが本当のところだと思います。

「メンタルトレーニングというものは、試合寸前だけ良いイメージをしたり、集中したりしても全く意味の無いものです。筋力トレーニングと同じように何か月もかけてきちんと作りこみ、前日や当日は何もしないで臨むものなんです。」

とは今回の研究を始めたときに辻先生がおっしゃっていたことです。

試合前日にバーベル上げたって、筋肉痛になってパフォーマンスは落ちてしまいますよね?

心のトレーニングも全く一緒なんです。

”心技体”

以前までは,心を鍛えるにも”体”から入る、技術トレーニングやフィジカルトレーニング、さらに試合で心も鍛える、それが稽古というものではないかと考えていたこともありましたが、今回の研究で完全にそれは間違いである、むしろ怪我やモチベーションの低下を呼んでしまうということを確信しました。これはオリンピック競技などでももう証明されています。

これで心を鍛えられる人は、元々メンタルの強い人間だけなんです、心まで鍛えようと練習時間を長くしたり高強度なものばかりやれば、体が壊れてしまいます。(いわゆる根性論)

ではどういう風にするかというと、心技体この3つを分けて短時間で鍛える、しかし一つのことをやることによって副次効果で他の二つも鍛えれるトレーニングをチョイスし3つのトレーニングを”繋ぐ”ということが効率的なのではないでしょうか?

どういうことかというと、例えば”体”、ボディービルのように器具を使い、部位を細かく分けて筋繊維を太くしてマッチョにするようなトレーニングをすると、筋肉の連動が失われスピードが落ちたりやインナーマッスルとのバランスを崩すので”技”に悪影響を及ぼしてしまったり、膝や腰などの怪我にも繋がってしまいます。しかし、自分自身の肉体を見つめることにより集中力が増したり肉体に自信を持つことにより実は副次的にメンタルは強くなります。

むしろ同じ器具を使うトレーニングなら、ウエイトリフティングやケトルベル、またそれらを使ったクロスフィットトレーニングのように全身の連動を使って鍛える方法なら、副次的に技術レベルもアップしまたある程度重いものをフォーム重視で集中するため、メンタルも鍛えられます。

メンタルトレーニング、カウンセリングなどでは副次的に競技力や体力なんてアップしないですよね(笑)

やはり体から入るクンダリー二ヨガやラジャヨガのように、身体に刺激を与え、呼吸法を重視しながら瞑想状態を作るものなら、身体操作も上手くなり技術レベルが副次的に上がり、また心肺機能や柔軟性という”体”の部分も鍛えられます。

では技術トレーニングでは???

これは格闘技や武道でしたら、今まで通りでとくに問題はありません。

特に武道稽古などではこの副次効果を重視しているといっても過言ではないかもしれません。

スパーリングしたり、基本稽古や技の打ち込みなどしていれば、副次的に体力は向上し、相手と対することや、形稽古などで内観意識を高めればメンタルは鍛えられて行きます。

しいては言うならもっと技術の部分に特化して時間を短縮することによって怪我の確率もへるかもしれませんね。

このように”心技体”の三つのトレーニングを上手に繋ぐことにより、競技パフォーマンスは上がり、それこそ魂レベルの向上も図れるものだと思うのです。

もちろんこれは今回のようなプロ選手や武道家などがさらに強くなるためにということなので、一般の人は武道稽古で十分だと思います。

前記したように、きちんと意識を持って行えば、稽古というものはメンタルもフィジカルも鍛えられるようになっていますから。

そういえば”ヨーガ”って繋ぐって意味なんですよね、、、、、

今回の研究に参加したことにより、本当にいろんなことが繋がりました。

今週トレーニングの成果を最初と同じようにQEEGという脳波計測とTOVAというテストで計ります。

どんな結果が生まれるのかこれも楽しみです。

また今回の試合後のインタヴューも混ぜて、以前取材していただいた月刊秘伝の記事も来月号に掲載されます。

ぜひ読んでみてください。

PS

三浦康彰師範代は1R1分55秒 三角締めによる一本勝ちだったのですが、じつは2月の指導者合宿で辻先生に教わった”火の呼吸”をずっと続けていたそうです。最初テイクダウンされたものの、慌てず冷静に下から技をしかけて見事に極めていました。もちろん普段の稽古の賜物だと思いますが、呼吸法だけでもかなり脳内に変化があったのではないかと、、、、、

 

 

総合格闘技 空手道禅道会 小金井・六本木道場、大久保道場では新規会員募集中です。初心者、女性、壮年大歓迎、運動不足、ストレス解消、健康増進、ダイエットまたMMAのプロや武道空手道の指導員になって活躍したいという方も受け付けております。小金井市、小平市、西東京市、新宿区、港区、麻布十番、田町駅近辺でお住まいまたは在学、在勤の方、ぜひご見学無料体験にいらっしゃってください。

お問い合わせ

0423804367                                                   info@zendokai-tokyo.com

西川まで

3・11 あれから3年

あっという間なのか、それとも長い時間だったか?3年の月日が経ったのですね。

被災地ではまだまだ苦労されている方々が沢山いらっしゃる中、どうにか好きなことをして日々の生活ができている私は本当に幸せものだと思います。

あれ以来ずっとテレビ嫌いなので、今日も見ていないのですが、きっとどこのチャンネルも特集番組を組んでいることでしょう。

当時の3月4月のBlogを読み返してみると、恥ずかしいくらいのテンパり具合ですね、しかし鮮明に記憶が蘇ってきます。

特にあの震災当日、ようやく携帯で繋がった家内を武蔵境の駅まで向かう途中の帰宅難民と呼ばれた人たちのまるでゾンビの集団が歩いているかの様子、大型スーパーに買い物み行ったときの我こそはと食品を買占め行列を作る人たち、、、、、

私も含めてですが、非常時に出てくる人の心の闇に触れてしまったときのなんともいいようの無いモヤモヤ感とでも言うのでしょうか、きっと一生忘れない記憶だと思います。

私の周りにはあれから生活がガラッと変わってしまった人も沢山います。

震源地から遠く離れた東京ですら、こうですから、現地にいた人たちの生活の苦労はいくら見聞きしても想像の遥か上なのでしょうね、、、、

私自身もあの日を節目に考え方や生き方に変化があったのは間違いありません。

震災が無ければ、消防団を続けて行こうとは思わなかったですし、武道の存在意義について今ほど深く考察することも無かったと思います。

「21世紀は霊性の時代」フランスのアンドレ・マルローさんの言葉ですが、これだけ文明や科学が進めば進むほど、人は意識を外にではなく内に向けていかなければいけないのではないかと、最近常々感じています。

誰しも自分自身の中の闇の部分は見たくないものです。

だから他人のせいにして、他人を誹謗中傷し、他人を傷つける、、、、、

もちろんこれは自我防衛機制として、自分自身の精神性を守るために誰しもが持つ人間の性質ですから、仕方がありません。

しかしその本能だけが一人歩きしていけば、社会は必ず間違った方向に行ってしまいます。

これは歴史が証明している事実なのです。

「自分が変われば、世界は変わる」

「全ての事象は、自分の心で作っている」

こういう日だからこそ、心穏やかに自分自身の心の奥を見つめて行くことが大切なのではないでしょうか?

道場というのはそういう場で無ければいけないですし、武道とはそのためのツールでなければいけないのです。

自戒を込めて、そんなことを考えている一日でした。

 

 

総合格闘技 空手道禅道会 小金井・六本木道場、大久保道場では新規会員募集中です。初心者、女性、壮年大歓迎、運動不足、ストレス解消、健康増進、ダイエットまたMMAのプロや武道空手道の指導員になって活躍したいという方も受け付けております。小金井市、小平市、西東京市、新宿区、港区、麻布十番、田町駅近辺でお住まいまたは在学、在勤の方、ぜひご見学無料体験にいらっしゃってください。

お問い合わせ

0423804367                                                   info@zendokai-tokyo.com

西川まで

空手とヨガ2 馬車の話

以前Blogでも書いた、ニューロフィードバックバイオフィードバック、ヨガによるピークパフォーマンス研究を始めてから3か月が経ちました。

こちらから

毎日伝統ヨガの呼吸法や坐法を続けながら週に2回ニューロフィードバック、バイオフィードバックのトレーニングを受け競技時のメンタルを強化する。

3か月たった今私自身はかなりの効果を感じています。

一番の収穫は変性意識状態、いわゆるゾーン状態という脳の状態を自分自身で知覚できるようになったことです。

”今、ここに集中する”このことによって、余計な情報や自動思考(勝手に浮かんでくる思考)を消し去り、静かに覚醒している感覚になって行きます。この状態に常に試合中や稽古中に入れる人が、所謂”メンタルが強い人”と言われる人です。

実際冬季オリンピックを見ていて、わかりやすい例が沢山ありましたね。

フィギアスケートの浅田真央選手の最後の演技などは、前日の失敗で開き直りメダルを摂るとか周りの雑音が全てなくなったことにより、のびのびと競技に集中できたのでしょう。素人目で見てもわかるくらい素晴らしい演技でした。

海外のアスリートはそのようなメンタル状態を作るために、科学的なメンタルトレーニングを国家レベルで取り組んでいます。それを今回体験させてもらえているわけですから本当にありがたいことです。

またそんな中で、偶然にも”ヨガ”と出会えたというのは私にとって一番の収穫でした。

”ヨガ”と聞くと、一般的には駅前とかにあるホットヨガスタジオだったりいわゆるフィットネス感覚で女性がやるもの、またかつて日本中を恐怖に陥れた”オウム真理教”がヨガ団体から派生したとかそんなイメージでしょうか?私もそんなイメージしかありませんでしたが、どこか気になっていて体験してみたいなという気持ちは以前から持っていました。

それを実際に体験してみて、私の想像をはるかに超えたものであったと同時に、武道を含む日本の文化、東洋文化のルーツというのは全てここにあると認めざるおえないものでした。

私が一番衝撃を受けたのは下記の図です。

ヨガ馬車.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これば”ヨガ”というもの、人間というもの全てを表しているのだそうです。

10頭の馬が馬車をひいています。

10頭の馬というのは人間の感覚器官を意味します。

5つの知覚器官(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)と5つの運動期間(手・足・生殖器・排せつ器官・発語器官)となります。

そしてそれを引いているのは”心”手綱は心が意思を伝えるもので、馬車自体は人間の肉体です。

そしてその中にいるのが”魂”、真我とか霊性などとも言います。この心と魂の関係を心理学的に言う有意識と無意識、顕在意識と潜在意識と捉えた方がわかりやすいでしょうか?

辻先生曰く、現代人というのは、この馬が勝手に暴れまわっている状態なのだそうです。

心がいくら手綱を引いても言うことを聞いてくれません。

また馬車(肉体)のメンテナンスもできていないので、当然うまく走れません。

そりゃ病気にもなるし、社会が混乱するのも当然です。

まずは馬車をメンテナンスして、馬たちを鎮めて、馬車を引く運転技術を向上させる、それによりようやく”魂”を目的地に運ぶことができる、もしくは魂の声を聴いて心が正しい目的地に運んで行く。

心身一如、心と体の繋がりを良くすることによって、魂の向上を目指すといったところでしょうか?

これは全てのことに共通する真理であり、武道本来の目的もここにあるのではないかとさえ思うのです。

そしてその感覚を理だけではなく、実際に体感するメソッドがヨガだったり、ニューロフィードバックやバイオフィードバックなどの科学的なトレーニングだったりするわけです。

こんな智慧を日本ができる1000年以上前、フロイトが無意識を発見する数千年前から体系づけられていて文書にも残っているというのは、本当に凄いことだと思いますし、それを利用しない手はありません。

武道とは何ぞや?ということをさらに深く紐解く意味でも、もっと研究して行きたいです。

またそこで気づいたことなどBlogに綴っていこうと思います。

PS

同じく指導を受けている藤澤指導員の試合が3月22日(土)ディファ有明で行われます。

今回のトレーニングでどこまで進化しているのか、ぜひみなさん応援にいらっしゃってください。

また今回の様子は来月発売の月刊秘伝誌で取り上げられます、こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

総合格闘技 空手道禅道会 小金井・六本木道場、大久保道場では新規会員募集中です。初心者、女性、壮年大歓迎、運動不足、ストレス解消、健康増進、ダイエットまたMMAのプロや武道空手道の指導員になって活躍したいという方も受け付けております。小金井市、小平市、西東京市、新宿区、港区、麻布十番、田町駅近辺でお住まいまたは在学、在勤の方、ぜひご見学無料体験にいらっしゃってください。

お問い合わせ

0423804367                                                   info@zendokai-tokyo.com

西川まで