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技術論

背負い投げ、後ろ回し蹴り、ナイファンチ、、、、、

最近私の中でマイブームになっている技、背負い投げ、後ろ回し蹴り、ナイファンチ、、、、、

共通項はあまり試合では使わない技です。当然稽古の中では重要視せず私自身も得意な技術ではありません。

これがなぜマイブームになっているかというと、試合で使わない技の中に実はたくさんの身体操作の秘密があるのではないか?

またこれらを稽古することにより神経系統の繋がりを良くして、実際によく使う技の威力が増す効果があるのではないかと考えたからです。

例えば柔道では基礎となっている背負い投げは、総合格闘技ではバックを取られたり、チョークスリーパーを取られたりするので、私たちの中ではタブー視されています。

しかし打込み動作をきちんとやることで、引手と釣手の使い方、崩し方、足のポジショニング、肩や手首の筋力UP、体幹部の姿勢維持、股関節の使い方、呼吸のタイミング、なんというか宝の山とでも言うのでしょうか?

これをした後は試合でも使う腰投げ系の技の切れ味が全然変わってきますし、釣手の手首の返し方など絞め技の時の道着の使い方や腕絡みの逃げ方までなって行きます。

後ろ回し蹴りなど、我々のように組技がある試合では使う人はほとんど皆無でしょう。

しかしこれをたまにやり込むと、逆の筋肉や神経を刺激することにより、回し蹴りの威力は上がって行きますし、ハムストリングスの使い方を覚えて体バランスも良くなる

また寝技の中でも似た動きは沢山出てきますから、試合技術の上達にも役に立ってきます。

何年も前からナイファンチなどの古流の型の重要性は説かれていましたが、実際に試合でその威力を見せつけられてしまったらそれは素直に研究すべきだなと、リフレームってやつですよね、、、、、

何を言いたいかというと、無駄な技術なんて世の中存在しないということです、

稽古の中でいつも言っているように、礼法の所作一つにも沢山の秘密が隠されているわけですから。

目先の試合の勝利も大切ですが、急がば回れ逆の事をして身体を練り直す

心を整えるそんな時間も大切です。

話がちょっとずれるかもしれませんが、例の体罰問題も、”試合に勝つ””メダルを取る””部活動を強くして学校の入学者を増やす”というスポーツ的な目的や経済的な目的のためだけに体罰や暴言を使うから問題になるわけです。

だいたいそんなことで試合が勝てるんだったら苦労はしないし、現在の脳機能学や心理学では逆効果だということは証明されています。

私は然るべき指導者が、授業中や稽古中に悪ふざけをして他人に迷惑をかけたり、危険な場所で集中力を欠落している人間を大声で叱ったり、大怪我をしないよう感情を入れずに指先で叩いたり、脳までゆらさないように中指を突き出させてゲンコツをかましたり、脂肪が一番分厚いお尻を叩くことを悪だとは思いません。

座禅を組んでいて寝そうになっている人の肩をお坊さんが、警策(叩く棒のこと)で克を入れても訴えられることなどないですよね??(笑)

古を考える=稽古

武道が武道足る所以、体を練り、技を磨き、心を整える。

膝の調子も良くなってきたので、また日々の稽古に励もうと思います。

押忍

姿勢とストレッチ 2 「動画有り」

姿勢とストレッチ1の続きです。

前回は歩法と姿勢を気を付けてストレッチしたら可動域が広がったという話でした。

今回はその姿勢と歩法を応用すると、技の威力が増すというお話です。

論より証拠ということで動画に撮ってもらいました。

前半は今までのフォームで打っていて、後半姿勢を意識して打ちました。

元々右ストレートは得意なので分かりづらいかもしれませんが、後半の2発はあきらかに切れ伸び威力が上がっていると思います。

最近はミット打ちなんて2週間に一回くらい、腕立ても懸垂も今年になってから1~2回くらいしかしてません(笑)

ようは姿勢と歩法を意識しただけで、身体も柔らかくなるし、スピード、パワーも出るということです。

もちろんこれを実戦で使えるレベルにするには、身体に沁みこませなければいけないので基本稽古や移動稽古による反復やスパーリングはきっちりしなければいけません。でも今やっているメソッドをきちんと続けていけばそんなに時間はかからないと思います。

メソッドと言っても、ウオーキングとストレッチで姿勢と呼吸意識を上げて行くというだけの話です。

なぜそれくらいのことで技の威力を増すことができるのでしょうか?

次回から少しずつ解説していきたいと思います。

押忍